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井戸村 泰宏
HPCフォーラム2006講演資料(インターネット), 3 Pages, 2006/08
核融合炉心プラズマにおいて高温の燃料プラズマを保持する性能はプラズマ乱流による粒子や熱の拡散により決まっており、その解明は核融合エネルギー開発における重要な課題である。核融合プラズマ乱流は電子スケール乱流(0.1mm),イオンスケール乱流(5mm),プラズマ分布形成(1m)が相互作用するマルチスケールの複雑な流体現象であり、第一原理シミュレーションが有効な研究手段となっている。本報告では、近年の計算機技術の進展により可能となった核融合プラズマ乱流の第一原理シミュレーションの現状と課題を議論する。
井戸村 泰宏; 足立 将晶*; 鈴木 喜雄; Wang, X.*
サイエンティフィック・システム研究会平成14年度科学技術計算分科会第1回会合資料, p.43 - 59, 2002/08
那珂研究所では、大規模シミュレーションにより核融合プラズマ中で展開している複雑現象を再現し、その物理的解明を図ることを目的として、平成8年度より数値トカマク(NEXT)研究を推進している。本計画では、このような核融合プラズマシミュレーションを支える計算機として、平成13年度にOrigin3800システムを導入した。本報告では大規模並列シミュレーションから高速並列可視化処理にいたる一連の処理過程におけるOrigin3800システムの使用事例、及び、性能評価について紹介している。
浅井 清
サイエンティフィック・システム研究会HPCミ-ティング95資料集, 0, 11 Pages, 1995/00
平成7年度に発足した原研の計算科学技術推進センターの役割と研究開発課題について説明する。
藤井 実
サイエンティフィック・システム研究会 Newsletter, 0(50), p.5 - 58, 1990/02
日本原子力研究所計算センターでは、1987年よりHASP(Human Acts Simulation Program)と名付けた人工知能とロボティックスに関する研究を行っている。このHASPの研究テーマのひとつに視覚処理シミュレーションがあり、昨年秋よりニューロ手法による画像認識の研究を開始した。本報告は、これまでに行なったバックプロバケーション(BP)モデルとネオコグトロン・モデルによる手書き数字の認識実験及びHopfieldモデルによる最適化問題の解法を中心に、ニュートロ手法の使用経験について述べる。
呉田 昌俊
no journal, ,
中性子トモグラフィ技術では極めて大量のCT演算処理を行う必要があり、演算速度の向上が実用化の鍵となっていた。そこで、画像処理専用素子(GPU)を科学技術演算に応用する最新技術(GPGPU)に着目し、CT演算処理を超高並列で高速処理するCT専用小型計算機を製作するとともに、本技術専用のソフトウェアを開発しCT処理システムとして構築した。本システムは、大型並列計算機(128CPU)の約2倍の高速演算性能を有することを確認した。本研究会では、デモ機を用いた出展展示を通じて新技術を紹介する。
平山 俊雄; 久米 悦雄; 清水 大志
no journal, ,
原子力機構では、計算科学を活用した原子力の研究開発を加速するために、2010年、3月には、Altix3700 Bx2(13TFlops)に替えて、国内最高性能となるピーク性能200 TFlopsのLinuxクラスターシステム(BX900)とピーク性能12 TFlopsの次世代計算機プロトタイプ機(FX1)からなる2種類のスーパーコンピュータを導入し、それらの運用を開始した。BX900は、旺盛な計算需要に応えるために、またFX1は次世代計算機の利用に向けた原子力アプリケーションのチューニングを目的としている。講演では、新旧3機種の基本性能を比較するとともに、代表的アプリケーションについてペタフロップス計算における性能予測結果を紹介する。